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zoom RSS 米軍ヘリ 訓練場付近で着陸後に出火 沖縄

<<   作成日時 : 2017/10/11 21:14   >>

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11日夕方、沖縄本島北部のアメリカ軍北部訓練場の付近で、アメリカ軍の大型ヘリコプターが事故を起こして炎上しました。警察によりますと、現場は基地の外側の民間の土地で、けが人はいないということです。沖縄防衛局などが詳しい状況を確認しています。

沖縄防衛局によりますと、11日午後5時15分ごろ、沖縄本島北部のアメリカ軍北部訓練場の付近で、普天間基地に配備されているアメリカ軍の大型ヘリコプター「CH53」が事故を起こし、炎上したという連絡がアメリカ軍からありました。アメリカ軍の関係者によりますと、ヘリコプターは牧草地に不時着したということです。

地元の消防によりますと、現場ではアメリカ軍などが消火活動に当たり、午後8時前の時点で炎はほとんど見えなくなっているものの、火が消し止められたという連絡は入っていないということです。

警察によりますと、現場は東村高江の基地の外側にある、県道70号線沿いの民間の土地で、乗員7人にけがはなく、別のヘリコプターで現場を離れたということです。沖縄防衛局などが詳しい状況を調べています。

アメリカ軍のCH53ヘリコプターは兵員の輸送などに使われる大型のヘリコプターで、平成16年8月、普天間基地に隣接する沖縄県宜野湾市の沖縄国際大学に墜落する事故が起きています。


近くの男性 「たくさん煙が出ていてびっくり」

沖縄のアメリカ軍北部訓練場の近くにある喫茶店の店員の男性は「近所の人からヘリコプターが落ちたようだと聞いたので、店の裏の畑から見たところ、もくもくと黒い煙が上がっていた。たくさん煙が出ていてびっくりしました」と話していました。


ダムの所長「7キロほど先 黒い煙が上がっている」

沖縄のアメリカ軍北部訓練場の近くにある福地ダムの管理支所の三田美修作支所長は、「音は聞こえなかったが、救急車のサイレンで異変に気付いた。管理事務所の外に出て見ると、ダムの上流7キロほど先から黒い煙が上がっているのが見えた。今は辺りが暗くなり、状況はわからない」と話していました。


安倍首相 大変遺憾 原因究明を

安倍総理大臣は、11日夜、テレビ朝日「報道ステーション」の収録で、「事故は大変遺憾だ。米軍機の飛行は安全第一で考えてもらわなければ困る。第1報を受けて、米側に原因の徹底究明と再発の防止を申し入れるよう指示した。また、現場での対応については、米側に対して協力を求め、しっかりと対応していくよう指示した」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は「沖縄に米軍基地が集中している現状を維持してはならない。負担軽減をしっかりやると同時に、こうしたことが二度と起こらないよう再発防止についてしっかりと対応してまいりたい」と述べました。


小野寺防衛相「原因究明を申し入れ」

小野寺防衛大臣は11日午後7時すぎ、防衛省で記者団に対し、「防衛省としては、直ちに航空機を飛ばして現地を確認し、職員を派遣して確認させている。アメリカ側に対しては、沖縄防衛局長からニコルソン四軍調整官に、直ちに原因究明、再発防止、それに、安全管理の徹底、および、詳細な情報提供を強く申し入れた。アメリカ軍海兵隊による事故が続いており、アメリカ側には安全な運航にしっかり対応するよう、強く申し入れていきたい」と述べました。


外務省が抗議

外務省の森北米局長は、11日夜、東京にあるアメリカ大使館のヤング公使に対し、事故は誠に遺憾だと抗議したうえで、事故の原因究明と、再発防止の徹底、それに、日本側への速やかな情報提供を行うよう申し入れました。


沖縄知事「悔しさと怒り」

アメリカ軍の大型ヘリコプターが炎上したことについて、沖縄県の翁長知事は11日午後7時半ごろ、那覇市内で記者団に対し、「ただただ悔しさと怒りで、どのようにこれを表現すればいいのか。防衛省や外務省にいくら抗議をしても、アメリカ軍に伝えると言うだけで、沖縄に基地が集中している状況を、どのように全国に知らしめたらよいのか」と述べました。


名護市長「怒りを通り越している」

アメリカ軍の大型ヘリコプターが炎上したことについて、アメリカ軍普天間基地の移設先とされる沖縄県名護市の稲嶺市長は、11日午後8時ごろ、那覇市内で記者団に対し、「あってはならないことで、怒りを通り越している。現場が県道沿いの民間の土地だということを考えると、今回、住民への影響はないということだが、それはたまたまで、いつ地元の人が巻き込まれるかわからない状況だ。県民の声を全く無視してきた日米両政府に強く抗議したい」と述べました。


東村長「詳しい情報なく現場に向かい確認する」

沖縄県東村の伊集盛久村長はNHKの取材に対し、「『高江地区で米軍機のヘリコプターが事故を起こした』と聞いているが、詳しい情報がなく、現在、情報を集めている。基地内かどうかも、わかっていないので、現場に向かって確認する」と話しています。


地元区長「心配していたことが現実に」

沖縄県東村高江地区の仲嶺久美子区長は、NHKの電話取材に対し「県道から黒い煙が上がっていて炎が見えた。現場は住宅からも近く、心配していたことが現実になり、驚いている。ヘリの発着場は撤去してほしい」と話しました。


住民「大きな憤り」

アメリカ軍の大型ヘリコプターが炎上した現場から2キロほどの場所の沖縄県東村高江に住む60代の男性は、NHKの電話取材に対し、「数十メートルの高さまで大きな炎が上がって黒煙が見えた。現場はふだんからアメリカ軍のヘリコプターが低空で飛んだり、夜間飛行したりしている場所で、いつか事故が起きないかと心配していた。大きな憤りを感じます」と話していました。


CH53ヘリコプターとは

CH53ヘリコプターは、全長およそ30メートル、重量およそ15トンで、最大55人を輸送できるアメリカ軍の大型輸送ヘリコプターです。
13年前の平成16年8月13日には同じ型のCH53が宜野湾市のアメリカ軍普天間基地に隣接する沖縄国際大学の敷地内に墜落し、炎上しました。


現場は北部訓練場の外

防衛省によりますと、アメリカ軍のCH53ヘリコプター1機が炎上した現場について、アメリカ軍は沖縄本島北部にある北部訓練場の発着場と連絡してきましたが、防衛省が職員を派遣して確認したところ、現場は訓練場の外だったということです。また、地元の人からは現場は訓練場の敷地外の牧草地だという連絡が入っているということで、防衛省は事故の状況のほか周辺に被害が出ていないか確認を急いでます。


北部訓練場とは

北部訓練場は、沖縄本島北部の国頭村と東村にまたがるアメリカ軍の施設で、面積は3500ヘクタール余りです。訓練場の多くは森林地帯で、海兵隊などが対ゲリラ戦の訓練やヘリコプターの演習などに使っています。

去年12月には新たに6つのヘリコプター発着場を移設することを条件に、訓練場の半分にあたるおよそ4000ヘクタールが沖縄県に返還されています。


米軍ヘリ事故 過去にも

沖縄県では、これまでもアメリカ軍のヘリコプターによる事故が起きています。

13年前の平成16年8月13日には、CH53が、宜野湾市の普天間基地に隣接する沖縄国際大学の敷地に墜落し炎上しました。この事故で、乗員3人が重軽傷を負い、墜落現場周辺では大学の校舎のほか住宅の屋根やドアなどが壊れる被害が出ました。

また4年前の平成25年8月には、アメリカ軍嘉手納基地に所属するヘリコプター「HH60」が沖縄本島北部にあるキャンプハンセンの敷地内に墜落し、乗員1人が死亡しました。

さらに、おととし8月、アメリカ軍嘉手納基地を飛び立ったアメリカ陸軍のヘリコプター「UH60」がうるま市の沖合で訓練中に墜落し、研修のため乗っていた自衛官2人を含む7人がけがをしました。

▲<NHKニュース>より▲   ▼<YouTube >▼より

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