千葉停電 被災者「あきれた」「県外避難も」 東電説明二転三転

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 千葉県の大規模停電で、当初は数日とされた復旧は最長で今月27日までかかる見通しだ。東京電力パワーグリッドが2度にわたって見込みを修正し、被災者からは「あきれた」「県外への避難も考えないと」との声が上がっている。

 8~9日に関東地方を襲った台風15号で多数の電柱が倒壊。配電線も損傷し、首都圏を中心に最大93万戸が停電した。同社は10日、復旧見込みを翌日以降と説明したが、11日の記者会見で「13日以降」に修正し「1週間はかからない」としていた。

ところが13日の会見で「最長で27日ごろ」と再修正に追い込まれた。同社の塩川和幸技監は「経験したことのない規模の倒木で現場に入れず、復旧作業に時間がかかっている。過小な想定をしていた」と弁明した。

 同社によると、11日の会見で示したのは、台風の規模から想定した復旧見込みだった。実際に現場調査が進むと、想像以上に大量の電柱が倒れ、多数の配電線が傷ついていることが判明したという。

 同社の金子禎則社長は14日、千葉県庁を訪れ、森田健作知事に「県民の皆さまに大変なご不便をお掛けして申し訳ない」と謝罪。森田知事は「県民はもう限界」と早期復旧を求めた。森田知事は取材に対し、同社の復旧見通しについて「あまりにも二転三転し、県民にとっては『またかよ』と。まずは正確な情報が県にほしい」と苦言を呈した。

 電力復旧に最長で27日までかかるとされている鋸南(きょなん)町で、台風の影響で損壊した自宅に住む男性(70)は「あきれ返っている。最初は『2日で直る』と言っていたのに」とうなだれた。同じく復旧には27日までかかるという南房総市で避難所生活を送る吉川憩子(けいこ)さん(67)は「娘のいる県外へ行くことも考えなくてはならないかも」と不安そうに話した。

 自治体職員からも不満の声が上がる。南房総市の職員は「これ以上、停電が長引けば高齢者や体が不自由な人にとってはますます厳しい状況になる」と懸念した。

<毎日新聞>より

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