百田氏も「なんやねん」 布製マスク配布に右派も反発?

BB123sJC.jpg1日の新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で、安倍晋三首相が布製マスクを全国5000万余りの全世帯に2枚ずつ配布すると表明したことに対し、ネット上で「マスク2枚でごまかすな」などの批判が強まっている。保守派論客の批判もあり、首相と親しい作家・百田尚樹氏が「なんやねん、それ」とつぶやくなど、首相の支持層からも不評のようだ。

 百田氏は1日夜、「一つの家庭に2枚の布マスク?なんやねん、それ。
大臣が勢揃いして決めたのがそれかい!アホの集まりか。全世帯に郵便で2枚のマスクを配るって…。
そんなことより、緊急事態宣言とか、消費税ゼロとか、金を配るとか、パチンコ店禁止とか、エイヤッ!とやることあるやろ」「これ、エイプリルフールのつもりか。もしかして全閣僚が集まって考えついたウソか?」とツイートした。

 ツイッター上では「#マスク二枚でごまかすな」「#アベノマスク」がトレンドの上位に。「普通にマスクが買えるようにしてください」「そのうち竹やりもくばる?」「安倍さん、(サザエさんの)磯野家は1住所に7人なんですよ」などの批判が数多く寄せられている。

 経済評論家の上念司氏も「お肉券、お魚券がなくなったかと思ったら何だこれ?マスクじゃなくて金配れよ!」「布マスク2枚配布という『大胆な政策』に市場は失望した模様。もう官僚の言うこと聞くのやめた方がいいよ。マジで政権失うと思います」とツイート。

 その後、首相が布製マスク配布のほかに「マスクについて、先月は月6億枚超の供給を行った。さらに月7億枚超の供給を確保する見込みだ」「全国の医療機関には先月中に1500万枚のサージカルマスクを配布した。さらに来週には1500万枚を配布する予定だ」などと述べたことを踏まえ「政府のコミュニケーションの下手さは致命的。もう少し工夫しろって。市場は完全に誤解してますね」などと投稿した。

 一方、布製マスク配布を擁護する意見も。国際政治学者の三浦瑠麗氏は「布マスクうちはありがたいですよ。自分でマスクを縫う暇はないし、子供にさせたくても市中にはないもんね。洗って使える布のものはもっと高性能なマスクが必要な人の分を妨げないし。郵便を利用してプッシュ型支援をやったのは画期的だから、引き続き他の経済対策も頑張って下さいでいいんじゃないの」とツイートした。

<毎日新聞>より

菅官房長官「1枚200円程度、ポスト投函」 布製マスク配布巡り

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 菅義偉官房長官は2日の記者会見で、政府が全世帯に2枚ずつ、計1億枚の布製マスクを配布する方針に関して「費用は1枚200円程度。
日本郵政が把握している各住所のポストに直接投函(とうかん)する」と説明した。
感染が拡大した北海道でのマスクの戸別配布で同様の手法をとっており、「確実に配布するため、北海道での経験を生かして速やかに配布する」と述べた。

 菅氏は配布の狙いについて「増加するマスク需要を抑える意味でも有効だと思っている。洗濯などの不便をおかけするが、少しでも国民の不安解消に取り組んでいきたい」と強調。
1世帯2枚の基準については「世帯(人数)の基本で計算した。子供には別に(学校配布のマスクが)いく。全世帯に届くことが大事だ」と説明した。

 3月のマスク供給量は約6億枚で例年同時期のマスク需要(約5億枚)を満たす水準だが、今年は「需要がさらに急拡大している」(菅氏)ため、店頭でのマスク不足が続いている。
4月は7億枚超の供給を見込んでいるが、医療用など優先度の高い需要も多く、政府は再利用可能な布マスクの利用などを奨励している。

<毎日新聞>より