毒持つ毛虫「チャドクガ」大量発生 皮膚炎の患者相次ぐ 千葉

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外出する機会が増える中、千葉県などでは「チャドクガ」というガの、毒を持つカ゛の毛虫が大量に発生し、風で飛び散った毛に触れることで起きる皮膚炎の報告が相次いでいるとして、医師などが注意を呼びかけています。
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チョウやガの幼虫、いわゆる「毛虫」のうち、チャドクガの毛虫はつばきやさざんかの葉を好み、体を覆う長い毛とは別に、黒く見える模様の部分に「毒針毛」と呼ばれる、毒を持つ毛が30万~50万本生えています。

これは長さわずか0.1ミリほどと肉眼では見えず、軽いため、直接触らなくても風で飛び散り、気付かないうちに肌に触れると皮膚炎を引き起こします。

千葉市若葉区の皮膚科の診療所には、4月ごろからかゆみの症状を訴える患者が相次いで訪れています。

赤く細かい発疹が広がり、1週間から10日ほど強いかゆみが続くのが特徴で、一般には飲み薬と塗り薬で治療します。

この診療所では、この間、チャドクガによる皮膚炎と診断された患者は32人と、去年の同じ時期に比べて4倍に増えました。

住宅設備業の28歳の男性は庭での作業後に症状が出て、作業着を着ていたにもかかわらず体全体に発疹が広がり、「最初はあせもかなと思ったが、次第に広がってきた。ずっとかゆくてしんどいです」と話していました。

小学5年生の女の子は校庭で掃除中に症状が出たとみられ、「かゆくて夜中に起きてしまい、冷やしても全然治らなかった。怖いし、不気味です」と話していました。

県内の各自治体によりますと、先月以降、県内の北西部を中心に公園や道路沿いのつばきやさざんかにチャドクガが大量に発生し、駆除を行ったということです。

このうち習志野市では宮本泰介市長が公式の動画サイトで「密集、密接した状態で身を寄せ合っている。数年に一回の大量発生です」と注意を呼びかけています。

千葉県皮膚科医会の千見寺ひろみ会長は「移動自粛は緩和され外出する機会は増えているが、特に風の強い日にはつばきやさざんかなどに近づかないでほしい」としたうえで「肌に触れると炎症が強く、市販薬は効きにくい。かきすぎると『とびひ』になるなどさらに悪化するので、早めに診察を受けてほしい」と話していました。

8月下旬以降に「第2波」も

虫による皮膚炎に詳しい兵庫医科大学の夏秋優准教授によりますと、毛虫だけでなく、ガの成虫、脱皮したあとの殻、死骸にも毒が残っていることがあるので注意が必要で、

毒のある毛に触れた服は2~3回は洗ったほうがよいということです。

チャドクガの毛虫は、毛虫を餌とする蜂や野鳥の活動が停滞する、雨が多い年に増えるとも言われていますが、詳しい理由はわかっていないということです。

また一般的に、5月から6月だけでなく8月下旬から9月にかけても再び発生するため注意が必要で、いわゆる「第2波」が来る前の8月中旬ごろ、薬をまいたり木を短くせんていしたりするのが有効だということです。
<NHKニュース>より

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